引き戸式遮煙防火設備・自動開閉装置 ハイブリッド ドアコン
防火扉は引き戸の時代 ハイブリッド ドアコン

防火扉は引き戸の時代 ハイブリッド ドアコン

極めて発生しにくい閉鎖障害。危険防止装置で安全性確保。確実な遮煙機能。

ハイブリッド ドアコンは、一般社団法人文教施設協会の推奨学校施設優良部品です。

ドアコンシステム全般について

煙感知器とドアコンシステムの働きはどうなっているのですか?

火災が発生し煙感知器が煙を感知して防災盤に信号を出します。
防災盤からドアコンシステムのスモクローザに信号が送られ作動します。作動後は正常に作動した信号を防災盤に返しますので、防災盤にて確認することができます。随時閉鎖方式です。

防火戸は建具も含めて扱っていないのですか?

当社のドアコンシステムは防火戸に取り付けるシステム部品(ドアコン本体・スモクローザ)および付属部品(レール等)の製造となります。防火戸の製造、施工は別途となります。

非常時以外にも防火戸を使用できますか?

非常時以外は防火戸に対して力(ドアコン本体の)が加わっていないため、手動で開け閉めが可能です。

半開き状態からでも正常に作動しますか?

防火戸がどの位置にあっても非常時にはドアコン本体の力が先金に伝わり、随時閉鎖するシステムになっています。

作動後に避難する場合、どれくらいの力が必要ですか?

防火戸の大きさによってドアコン本体の大きさ(引く力)が変わります。通常の大きさ(W=800×H=2100)の引分けタイプの開放力は37N(立会い試験値)です。車椅子が通るようなサイズでは、バリアフリー潜り戸を併用して下さい。(20N位で開きます)

防火戸が閉まる速さを調整できますか?

すべての製品に調整機構が備わっていますので可能です。(秒速 15~20cm)

停電時でも作動しますか?

防災設備は、停電時でも作動いたしますのでドアコンシステムも問題なく作動いたします。

ドアコンシステムの納まりや寸法について

点検口は必ず必要ですか?

ドアコンは動くものですからメンテナンスが必要です。防火戸枠上部はもちろんのことその部分が天井内にある場合は点検口が必要となります。

対応できる扉の最大寸法はどれくらいまでですか?

最大ストローク5mまで、重量500kg以下ですが、これを超える場合はご相談ください。

納まりにはどういった納まりがありますか?

様々な現場に対応するため、数種の部材(ブラケット等)を作ることによって様々な納まりバリエーションがあります。(基本はA・B・Cの3タイプです。)

ドアコンシステムE1型について

エレベーター扉と防火戸の2重扉からパニックを防ぐための手段は?

非常時にエレベーター扉が開いた時、防火戸が閉まっているとパニックに陥りやすくなります。このことに対応するためガラス窓や絵で示すことが必要となります。(耐熱板ガラス小窓付タイプ CAS-0016 を採用願います)(非常口・操作方向等の絵ラベルも用意しています)

ドアコンシステムE1型にはどの様なタイプがありますか?

扉の重量が120kg以下で、引分け・片引き・片引き(潜り戸付)ドア用の3タイプがあります。扉重量が120kgを超えるものについてはE1型の他に、NE型、N1型、H1型と各種そろえています。

改正建築基準法はいつから施行されましたか?

2000年6月1日から施行されました。2002年5月31日までの2年間は経過措置期間で、 この間に着工していれば改正法の適用は受けません。2002年5月31日以前着工の建物は、既存不適格建物となり、確認申請を伴う増改築には、遮煙対応の改善工事が必要です。2002年6月1日から完全施行されています。

改正建築基準法で第38条が削除されました。何に影響しますか?

第38条に関連する告示の効力が失われました。(2002年5月31日で失効)告示1111号(エレベーター扉の構造等の規定)も自動的に効力が失われました。従って、エレベーター扉には遮煙性能の資格がなくなり、エレベーター扉前に遮煙性能を有する防火設備が必須になりました。

改正建築基準法の狙いは?

『改正建築基準法では、EVシャフトのたて穴区画には遮煙性能がある特定防火設備の使用 を求める。』という事です。エレベーター扉には遮煙性能が認められません。従ってエレベーター扉の前にドアコンシステムを使用した防火遮煙ドアが必須になりました。たて穴区画から上階への煙の被害を最小限にくい止めるのが大きな狙いです。

戸袋はどのような仕上げにしたら良いでしょうか?

扉面からインジケーターの深さ以上の仕上げ代が取れれば、仕上げ材料は自由に選べます。(ボード・石材・タイル・金属パネル・・スチール、ステンレス、アルミ等)

インジケーターはどのように納めますか?

インジケーターは戸袋面に納めます。(納まり参考図面を請求してください。)100mm以上の仕上げ代が必要となります。(エレベーター協会の指導)

施工順序はどちらが先ですか?

エレベーター枠、又は、ドアコンシステム枠、どちらでも先に取り付け可能です。ドア業者の希望はエレベーター枠が先付け、それにあわせてドアコンシステム枠を後付けします。取り付け墨が正確に出ていれば、ドアコンシステム枠の先付けも可能です。 壁面や天井、さらに床面の仕上げに掛かれるメリットがあります。

エレベーター枠とドアコンシステム枠を1体化できますか?

オーダーメイドになりますが、1体化は可能です。ドアコンシステムの取り付く枠と1体化の為に、枠の製作はドア業者になります。エレベーター扉との取り合いの綿密な打ち合わせが必要となります。

施工について

ドアコンシステムの部品は現場施工ですか?

防火戸製作工場にて先付けできるものは(レール・ブラケット等)工場にて取り付け、現場に於いてはスモクローザ・ドアコン本体・引き寄せ機構等の部品を取り付け最終調整することとなります。

電気配管配線の施工区分はどうなりますか?

すべて別途となります。防災盤や感知器等の防災設備も別途となりますのでご注意ください。スモクローザ(電動レリーズ)までは、ドアコンシステムの区分になっています。

必要な電気容量と電線の種類はなんですか?

耐熱電線HP1.2×3C、DC24V・50mA/1台連続通電型となります。(標準品3線式)
作動表示が無電圧接点の方式も可能です。(特注品扱い 6線式)結線図を用意しておりますのでご請求ください。

※詳しくは最寄の支店・営業所にお尋ねください。